今日は『七十二候 ふかききりまとう 蒙霧升降』の日でした。
書きました。
妻とコーヒーショップで、良寛について書かれた本を讀んでいます。
長く良寛を研究してこられた新潟大学名誉教授の加藤僖一さんは、
本の中でこう語られています。
『書では楷書、行書、草書と大きくわけられるんですが、中国の文化は楷の文化。力強く、立体的です。一方で日本の文化は、草の文化と呼ばれます。中国的な力強さを組みほぐしてやわらかさを表現している。ここが日本的といわれるゆえん。』
わたしが草書に魅力を感じ始めたのは、ここ數年のことなのですが、
それは良寛の草書に大きな魅力を感じたからです。
素晴らしい草書を殘された良寛の書がわたしは大好きです。
やさしくて、あたたかくて。
今朝も畑に立ちました。
草を敵とせず、
草といっしょに、
仲良く、
お野菜を育てる自然農を實踐中ですので、
『草』という字の入った
『草書』という響きにますます親しみを覺えています。
學生の頃はなんだか難しそうでまったく興味の湧かなかった『草書』ですが、
最近は草書がもっとも興味のある書體になっております。