墨を摩るの「摩」は薩摩の「摩」

昨夜、ふと目にした雑誌の広告。

墨を摩る

このフレーズに目が留まりました。

わたしは今まで「墨をする」の「磨る」の漢字が、どこかでしっくりきていなくて、不思議とこの「摩る」という漢字に出逢っていませんでした。

 

そして今のタイミングで出逢いました。

しっくりきたんです。

 

わたしは鹿児島で生まれ育ちましたが、薩摩は今の鹿児島県の西部にあたる呼び名。

「薩」も「摩」もわたしにとって馴染みのある漢字です。

 

」は

梵語の音訳に用いられる字で、そのために作られたそうです。

また「薩摩」の略の意味もあるそうです。

 

」は

『こする』『さする』『触れる』の意味があるそうです。

梵語の音訳字としても使われるそうです。

摩訶や摩尼などありますね。

 

こう書き出すと、つくづく薩摩という言葉はスピリチュアルな感じがします。

 

書の世界は墨を摩ることに醍醐味があります。

そう感じています。

 

2014年8月3日にこんなブログ記事の書いています。

 

墨の色の美しさは黒髪の黒い瞳の美しさ
http://wp.me/p4j741-2ni

 

墨の色は真っ黒だけではないです。

奥深い黒、味わい深い黒にわたしは魅せられています。

 

これからも紙をひろげ、墨を摩り、筆を手にし、書を書き、樣々な素晴らしい美しい黒の色に出逢っていきたいと想っています。

 

 

今日もお陰樣です。

感謝いっぱい。

ありがとうございます🌺✨

書家 テツロウハナサカ

a calligrapher Tetsuro Hanasaka JAPAN

 

 

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